スピリチュアルの聖地
三重県熊野市にある
恋愛パワースポット花の窟屋神社とは⁉
スピリチュアル好きの皆さま、こんにちは!
スピリチュアルにそこまで興味のない皆さまもこんにちは。
なかよしブログにようこそお越し下さいました。
パワースポットコンシェルジェのなかよしと申します。
このサイトでは、旅先で撮影した絶景やお気に入りの場所を
皆さまに発信して参ります。
コロナがもう少し落ち着いたら、ぜひとも旅行する時や
楽しいデートツールとしてご利用して頂けますと幸いです。
自分自身を、ご家族を、日々の在り方を
見つめなおす切っ掛けになるかも知れません!
今回ご紹介させて頂きますパワースポットは
三重県熊野市にご鎮座される花の窟(はなのいわや)神社です。
ご祭神は伊邪那美命(イザナミノミコト)で多くの神様を産み出したことから
良縁や子授かりのご利益があると言い伝えられています。
その産み出された子の中には
あの天照大御神(アマテラスノオオミカミ)もご存在しています。
目次
◎ご創建
日本最古の神社の一つとして崇められていますが、ご創建された時代は不詳で
正確には分かっていません。
記録として残っているものでは奈良時代(西暦700年頃)に記された
日本で最初の歴史書「古事記」の中で「花の窟(はなのいわや)」が登場します。
ただ、「神社」として記載されていた訳ではなく
お墓として当時の社会に認識されていたようです。
事実、神社として位置付けられたのは明治時代に入ってからで
ご創建時から今日に至るまで、社殿は存在していません。
熊野灘を広々と見下ろす、高さ約45メートルもの巨岩である
磐座(いわくら)が御神体です。
ここに伊邪那美命(イザナミノミコト)が祀られていて日本古来からの
自然信仰(巨岩信仰・磐座信仰)のお姿を今日に伝えています。
◎ご祭神
①伊邪那美命(イザナミノミコト)
「国産み」、「神産み」をした女神で
日本の国土を形作った多数の神の子を授かり愛すことで現在の日本列島
山、海を始めとする自然森羅万象の神々を産み出しました。
そして、哀しいことに、火の神である加具土命(カグツチノミコト)を
産んだ際に火傷を負い亡くなられ亡き骸は村人たちにより葬られました。
その墓所が花の窟(はなのいわや)であるとされています。
(※古事記と日本書紀とでは説が異なります)
伊邪那美命(イザナミノミコト)の魂を祭る時磐座(いわくら)に
花を手向け鼓や笛を用い、歌い舞踊ったことが
花の窟(はなのいわや)の由来となりました。
〇ご利益
伊邪那美命(イザナミノミコト)は多くの神様を生んだことから、子授かりのご利益があると親しまれています。その他にも恋愛成就、夫婦和合、安産祈願とがあり恋活→婚活→妊活→【幸せな家庭を築きたい】
と言う、多くの人々が持つ願いを叶える女神としても信仰されています。
また、「イザナミ」と言う語に、一つの説が存在します。それは、「イザナ」は「誘う」の語幹で「ミ」は「女性」を表す語とする説です。
近年のパワースポット人気の流れもあり多くの女性が伊邪那美命(イザナミノミコト)に
まつわる神社に魅了され、訪れているのも納得できます。
②加具土命(カグツチノミコト)
伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)との最後の子としてお産まれになります。
〇ご利益
火の神である加具土命(カグツチノミコト)は火災除け
土地の守護、鉱業守護が主なご利益とされています。
加具(カグ)と言う語は「火の輝き」から燃えたぎる炎の様を表し
そこから派生し、火防の神様、鍛冶の神様、火力の神様
温泉の神様(主に大分県の別府温泉)としても崇められています。
以上のことから、火を扱う業者、古くは鍛冶業者や焼き物業を
生業とする人々から高く崇敬されています。
また、上述させて頂いた通り、【国生み・神生みの女神】である
伊邪那美命(イザナミノミコト)は加具土命(カグツチノミミコト)を
お産みになった際に、火傷を負い亡くなってしまいます。
火の存在は人間社会の生活に欠かせないもので
国を維持発展させる必要な手段であり続けています。
その一方で、火の扱いを誤ると、取り返しのつかない
戦争や大災害が起こる危険も抱えています。
「火の使い方、管理は特に注意深く行いなさい」と言う教えが
神話の時代から脈々と語り継がれているのだとも思いました。
◎黄泉(よみ)の国(亡くなった方が暮らす世界)
妻を亡くした夫である伊邪那岐命(イザナギノミコト)は
妻に逢いたいその一心で黄泉(よみ)の国(亡くなった方が暮らす世界)へ旅立ち
現世へ連れ戻そうとしたという伝説が存在します。
日本語には、蘇る(よみがえる)と言う言葉がありますが
その語源は、「黄泉還る」→死者の世界から連れ戻し
現世に生還すると言う意味から来ています。
このことから、黄泉の国と縁が深い花の窟(はなのいわや)神社は
今は亡き大切な人が暮らす場所に寄り添い、静かに祈りを捧げる場所でもあり
黄泉の国から還る、「蘇り」→「再生」そこから発展し
「新たな自分に生まれ変わる」ための力が宿ると信仰されてきました。
◎世界遺産
平成16年(西暦2004年)7月に中国の蘇州市で開催された
ユネスコ第28回世界遺産委員会で「花の窟を含む、紀伊山地の霊場と参詣道」の
一部が世界遺産に登録されました。
国内の世界遺産登録としては、12番目になり日本史的にも
世界的に見ても、価値の高い神社となっています。
今後も、このお社の重要さが増すことでしょう。
◎お綱かけ神事
お綱かけ神事とは、年2回、2月と10月に行われる三重県の指定無形民俗文化財で
五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈願します。
神との繋がりを強め、自然の恵みを頂く神事で、大岩のご神体頂上に
約160メートルの綱がかけられ、境内の松のご神木にまで結びます。
更にその綱を氏子や地元民の方々が、神社脇にある
七里御浜(しちりみはま)海岸まで引っ張っていきます。
そして、大岩の麓では、可愛らしい巫女姿の小学生たちが舞を奉納し
太古の昔から続くこの神事が、日本の歴史の長さ
奥深さを現代のわたしたちに教えてくれています。
◎花の窟(はなのいわや)神社付近のおススメスポット
神社を参拝されたら、次の二か所もぜひ行ってみて下さい!
①お綱茶屋
花の窟(はなのいわや)神社の近くで営む御茶屋さんがあります。
参拝者の方々が食事やお茶を飲み、旅の休憩所となっています。
また、神社にちなんだお土産物も購入することもできるので
参拝ついでに是非訪れてみましょう!
(普通自動車25台分の駐車スペースがあります)
②七里御浜(しちりみはま)海岸
熊野市から紀宝町に続く22キロの砂礫(されき)海岸で
「21世紀に残したい自然百景」、「日本の渚百選」にも選ばれた
素晴らしい景勝地です。
更に、アカウミガメの上陸、産卵地点にもなっていて(6月から8月がピーク)
ウミガメの産卵期間中は、自動車、バイク等の海岸への乗り入れが規制されます。
また、4月から5月には海岸線を1キロに渡って200匹の鯉のぼりが掲揚される
「泳げ!鯉のぼりくん」と呼ばれるイベントが開催されます。
日本の将来を担う子供たちの成長を祈願し、鯉のぼりくんたちが熊野灘を
バックに大空を舞い上がります。
晴天の日には、眩しいほどの青色に満ちた海と空と、200匹もの鯉のぼりくんたちとが
最高のコラボレーションをしてくれます。
◎(花の窟神社)で感じたこと
①圧倒的な威厳を放つ磐座(いわくら)
花の窟(はなのいわや)神社には社殿が存在しないため
わたしたちが普段目にすることが多いなじみ深いお社とは趣きが少し異なります。
鳥居をくぐり、参道を通るとカメラでは納まりきらないサイズの
御神体である磐座(いわくら)がわたしたちを迎え入れてくれます。
眼前に佇む巨大な岩を見上げると、太陽の光に照らされたお姿に息を呑み
日本の神々の母がご鎮座されるに相応しい神域でした。
「二札・二拍手・一礼」が神社の一般的な参拝方法ですが
花の窟(はなのいわや)神社を訪れる多くの参拝者は
この磐座(いわくら)に手をそっと触れ、目を閉じ祈りを捧げていました。
その厳かな姿は、ユダヤ教徒が嘆きの壁へ礼拝する光景を連想させます。
「日ユ道祖論」と言う説もあながち、おとぎ話ではないかも?と思いました。
②妻を想う一途な愛
妻を亡くした夫の伊邪那岐命(イザナギノミコト)は悲哀の感情に駆られ
あろうことかその原因となった生後間もない実の子である
加具土命(カグツチノミコト)を切り殺してしまいます。
そして、亡くなった妻と再会する願いを叶えるため黄泉(よみ)の国へと旅立ちます…
この哀しい歴史を知った時、伊邪那岐命(イザナギノミコト)は
子供以上に、妻を強く想う【男気の溢れる神】である、と思いました。
その理由としては、多くの夫婦は子供が生まれると、パートナーのことよりも
お子さんを優先しがちになります。
子供はいずれ成長し、やがて大人となり、他の人を愛し、守るべき家庭を築くからです。
そんな中でも、伊邪那岐命(イザナギノミコト)は
「最後まで妻を愛し守るのは、夫以外にはいない!」
と考えていたと、自分は推測しています。
子供が巣立ち、老いていくとは言え「妻だけは、絶対に俺が守り抜くんだ!」と言う
愚直なまでの意志の強さが哀しい伝説を創り出し
令和の時代を生きるわたしたちに、「夫婦愛とは何か?」を
問いただしている様にも感じました。
パワースポットと呼ばれる場所を訪れる時は歴史や
伝説を事前に調べた上で足を運ぶと、その場所の良さを
より深く知り【ご利益の尊さ】を肌で実感出来るのだと思いました。
◎花の窟神社のアクセスはこちらです!
〒519ー4325 三重県熊野市有馬町上地130番地
〇自動車使用時の時間と高速利用料金(ETC搭載車で最安料金)
・東京から 6時間30分(520km) 八重洲IC→紀伊長島IC ¥11,550
・名古屋から 2時間39分(195km) 丸の内IC→紀伊長島IC ¥4,380
・大阪から 3時間15分(247km) 梅田IC→紀伊長島IC ¥6,670
〇公共交通機関を使用時の時間と料金
・東京から 新幹線・のぞみ(東京駅~名古屋駅)→JR南紀・特急(名古屋駅~熊野市駅)→徒歩(熊野市駅~花の窟神社)4時間52分 ¥16,780(新幹線¥10,000+JR南紀・特急¥6,780)
・名古屋から JR南紀・特急(名古屋駅~熊野市駅)→徒歩(熊野市駅~花の窟神社) 3時間22分 ¥6,780
・大阪から 新幹線・のぞみ(新大阪駅~名古屋駅)→JR南紀・特急(名古屋駅~熊野市駅)→徒歩(熊野市駅~花の窟神社)4時間23分 ¥11,550(新幹線¥4,770+JR南紀・特急¥6,780)
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
天照大御神(アマテラスノオオミカミ)の母でもある
伊邪那美命(イザナミノミコト)が祭られる花の窟(はなのいわや)神社。
縁結び、子宝だけでなく、妻を想う夫の強い愛が感じられる素晴らしいパワースポットで
現在、恋活・婚活中の人から、長年寄り添ったご夫婦、最愛の人が旅立たれた方まで…
このお社は、結婚を夢見る素敵な皆さまを温かく迎えてくれることでしょう!
最後までお読み下さり、誠にありがとうございます!
みなさまも、ぜひこちらの神社をご参拝なさって下さい。
包み込む様な母性愛と、力強いご利益を全身で受け止めましょう!
それでは、また次回のブログでお会いできるのを楽しみにしています!
以上、パワースポットコンシェルジェのなかよしでした。
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