出世と縁結びのパワースポット!
静岡県袋井市の可睡斎は
大切なことを教えてくれた

なかよしブログにお越しの皆さま、こんにちは。
今回の投稿は、遠州灘三山・風鈴祭りの第二弾です!

徳川家康のゆかりのパワースポット【可睡斎(かすいさい)】の記事をお届けします!
皆さまにお役立て出来ますと嬉しいです。
どうか、最後までお読み下さりますよう、よろしくお願い致します。

◎可睡斎(かすいさい)

寺院の風鈴と蓮

あまり聞きなれない名前を持つ、この寺院の特徴、歴史
イベントについて見ていきましょう。

①特徴

風鈴と蓮の葉

曹洞宗の寺院、可睡斎(かすいさい)の特徴でまず挙げられるものが「風鈴の小道」で
寺院の正門から本堂までの道に、約2,000個もの江戸風鈴が飾られ
わたしたちを出迎えてくれます。

風に揺れるカラフルな風鈴

七色の鮮やかな風鈴たちが風に揺られる姿は、まるで虹のようでした。
さらに、「赤富士風鈴」と呼ばれる1,000個の真っ赤な風鈴が
庭園の枯山水に展示されています。

拝観料が500円かかりますが、限定100食で(水無月ぜんざいと冷茶)が振舞われるので
庭園を臨む縁側で、一息つきたい方におススメです!

②歴史

お堂を背にした風鈴

曹洞宗の仏教寺院の可睡斎は、室町時代初期に当たる、応永8年(西暦1401年)に
禅僧の如仲天誾(じょうちゅうてんぎん)が開山します。

お寺を守る天狗の像

【聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)】が本尊として祀られており                        全ての生物を救済する菩薩(ぼさつ)として今日まで人々の信仰を集めています。

③徳川家康とのゆかり

徳川家康ゆかりの石碑

そして、この寺院は徳川家康と深いゆかりがあります。
まず一つ目は、家康の教師役を務めた和尚、仙隣等膳(ぜんりんとうぜん)との繋がりです。

徳川家康は幼少期に松平竹千代(まつだいらたけちよ)と言う名で
静岡一帯を支配していた今川氏の人質にされ、賎機山(しずはたやま)の麓にある
臨済宗の寺で暮らしていました。

和尚は、故郷に帰りたい竹千代に同情し、船で愛知県の離島の篠島に逃しました。
その後、家康は故郷の岡崎城に入り、今川義元が桶狭間(おけはざま)の戦いで
戦死した永禄3年(西暦1560年)から10年後に
今川家の領土を制圧し、浜松に築城し主になりました。

そして、人質時代の恩を持ち続けた家康は、和尚を城に呼び歓迎しますが
高齢の和尚は城に着いた時、籠(かご)の中で眠っていて
家康の家臣たちを激怒させてしまいます。

それでも、家康が「今の私も、和尚にとってただの子供だ。ゆっくり寝させよう」と
彼らをなだめました。

このことで、【殿様の前で眠ることを許可された和尚】
→可睡和尚(かすいおしょう)のあだ名が付きました。

さらに、和尚が勤めるこの寺院にも【眠る事が許可された寺】
→可睡斎(かすいさい)と名付けられるに至りました。

自分が持っていた家康のイメージは、変わり身が早い…
義理に薄い…とネガティブなものでしたが、深い恩義も持った人柄と
和尚のコミカルさが垣間見えるエピソードに好感を持てました。

徳川家康ゆかりのパワースポット

(二つ目)、境内にある【出世六の字穴(しゅっせろくのじあな)】と呼ばれる洞窟です。
あまり有名ではありませんが、実はこの洞窟
「延命・成功・出世」の強力なパワースポットです!

由来は、元亀(げんき)3年(西暦1573年)に、武田信玄と激突した三方ヶ原の戦いで
家康1万の兵力に対し、武田信玄3万の兵力に圧倒され
敗走し身を隠した洞窟だからです。

徳川家康のパワースポット

そのエピソードとして、浜松城に逃げ延びた家康は
敗戦直後の惨めな姿を絵師に描かせ、敗北の自戒とし
生涯その絵を大切に保管したと言われています。

一時的にの敗戦しても、生き延びて、やがて天下統一を果たし江戸幕府を開いていく…。
家康のサクセスストーリーになぞらえて【出世六の字穴】と名付けられました。

ちなみに、この「六の字」とは仏教的な意味で六道
→人が善悪の行いで巡る六つの道【地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上】の
ことを指すと言います。

④世界に一つだけの風鈴

寺院参拝者と風鈴

また、風鈴に絵を描ける体験、「お絵描き風鈴」のイベントが行われています。
費用は500円~となりますが、素敵なお土産として、世界に二つとない風鈴を
恋人やご家族と一緒に作ってみませんか?

完全オリジナルの風鈴を窓辺に飾り、音色を耳を澄まし
旅の思い出に浸ってみるのも良いでしょう!

◎江戸風鈴

風鈴の小道

風鈴の始まりは唐時代の中国で青銅製の物でした。
風の吹き方や音の鳴り方で吉凶を占う王朝の政策指針として利用されましたが
江戸時代の日本では、青銅製からガラス製に移っていきます。

その理由は、長崎から西洋文化・技術がもたらされガラス文化が活発になったからです。
当初はガラス原料が貴重で、現代の価格で100万円以上の値段でしたが
次第に値下がりし、多くの人に浸透し「江戸風鈴」と呼ばれるようになりました。

◎可睡斎(かすいさい)の感想

このパワースポットを訪れ、心に感じたことを書かせて頂きます。

寺院境内の風鈴

可睡斎を訪れ、それまで興味のなかった
【徳川家康】に好印象を持つ切っ掛けにもなりました!

暴君として戦国の世を走り抜け、潔く散った織田信長。
農民から天下人にまで登り詰めた豊臣秀吉。

この2人の武将と比べると、家康は「悪知恵が働く」、「ずる賢い」と言った
少しネガティブな印象を持っていました。

ですが、「可睡和尚」との逸話や、敗北をしてもそこで終わらず教訓にし
見事天下を取り265年続いた江戸時代の礎(いしずえ)を築いた
家康の功績が改めて凄いものだと実感しました。

徳川家康が出世した記録の碑

【臥薪嘗胆(がしんしょうたん)】→敗者が困難を乗り越え、努力し
やがて勝者に返り咲く…家康公ゆかりのパワースポットに強く惹かれました!

絵馬に書かれた決意

自分のブログをご覧下さっている皆さまも、成し遂げたいことや
負けられない勝負、といったものがあると思います。

目標に向け挑戦をされていく、素晴らしい方々にもぜひ行って頂き
そのお力を授かりましょう!

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◎まとめ

徳川家康ゆかりのパワースポット(可睡斎)の記事はいかがでしたでしょうか?
年代、性別問わず、どんな方にでもおススメできる素晴らしい寺院です。

江戸風鈴の見事な音色と、鮮やかな色彩を味わいながら
みなさまがお持ちの【想い・努力・幸せ】を形にしていきましょう!

最後までお読み下さって本当にありがとうございます!
また次回のブログでお会いしましょう!

◎可睡斎のアクセスはこちらです!

【可睡斎(かすいさい)】 〒437-0061静岡県袋井市久能2915-1 TEL:0538-42-2121
営業時間 09:00~16:30(※原則一週間この時間ですが、行事等で変更もあり)

〇自動車使用時の時間・距離と高速利用料金(ETC搭載車で最安料金)

・東京から  3時間6分(230km) 八重洲IC→袋井IC ¥6,040

・名古屋から 1時間49分(136km) 丸の内IC→袋井IC ¥3,790

・大阪から  3時間36分(282km) 梅田IC→袋井IC  ¥8,650

〇公共交通機関を使用時の時間と料金の目安(新幹線とバス使用時)

・東京から JR東海道・新幹線こだま(東京駅~掛川駅)→JR東海道在来線(掛川駅~袋井駅)→バス(袋井駅~可睡斎入口)

1時間55分 ¥7,870(新幹線¥7,470+JR在来線¥200+バス¥200)

・名古屋から JR東海道・新幹線こだま(新名古屋駅~掛川駅)→JR東海道在来線(掛川駅~袋井駅)→バス(袋井駅~可睡斎入口)1時間42分 ¥6,220(新幹線¥5,820+JR在来線¥200+バス¥200)

・大阪から JR東海道・新幹線こだま(新大阪駅~掛川駅)→JR東海道在来線(掛川駅~袋井駅)→バス(袋井駅~可睡斎入口)2時間32分 ¥11,270(新幹線¥10,870+JR在来線¥200+バス¥200)

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