富士山の雪解け水が湧く泉!
静岡県の清水にある心を癒すパワースポット「柿田川公園」

なかよしブログをご覧の皆さま、こんにちは!
いつもご覧頂いている方々、ありがとうございます!
初めてご覧頂く方はよろしくお願いします! 湧き水評論家のなかよしと申します。

このサイトでは、旅先で偶然発見したパワースポットや
話題の場所をご紹介していきます。
見て下さった方々の運気上昇や、旅行ツールにも活用してもらえれば嬉しいです。

今回の投稿は伊豆半島の付け根、静岡県の
駿東郡清水町伏見(すんとうぐんしみずちょうふしみ)に存在する
【柿田川湧水公園】です。

この公園は富士山の雪解け水を源とし、神秘的な湧き水スポットのブルーホールを始め
自然歩道が訪れる人に癒し効果をもたらしてくれます。
それでは、今回も一緒に見ていきましょう!

◎柿田川湧水公園とは

綺麗すぎる湧き水

富士山の麓、静岡県清水町にある自然公園です。
国指定の天然記念物、「柿田川」の様子を展望台と自然歩道散から
間近に眺められます。まず目につくのは水の圧倒的な透明感で、自然環境の良さが伺えます。

この柿田川公園ですが、日本で最も短い一級河川で、全長は約1.2㎞となっていて
流水はほぼ全量が湧き水で、絶え間なく水が溢れ出ています。
約8000年前に起きた富士山の火山噴火により、40㎞南方に位置する静岡県清水町まで
溶岩流が流出しました。その後、冷え固まった溶岩内部を富士山周辺の
雪解け水や雨水が浸透し、約30年の時を経て地上から湧出し
柿田川の源となりました。

◎柿田川湧水公園の歴史

柿田川湧水公園の看板

柿田川の周辺には、多数の土器片が採掘されてきました。
これは、縄文、弥生の時代から人々が生活してきことを意味し
この地域は古代から豊かな文明が営まれていたのだと推測されます。

時が流れ、高度経済成長期に入った日本は豊富な湧水を利用すべく
工場が各地に建設されていきました。

柿田川も例外ではなく、工業化に伴い水質悪化が進行する事態に直面します
この危機に対し、地元住民を中心とした環境保護活動が始まりました。

柿田川を保全・保護する目的で昭和61年(西暦1986年)に「柿田川公園」が作られ
年月をかけ、かつての美しい姿が蘇りました。

30年以上経った今日では、コミュニティー広場・観光地としても活用され
多くの人に自然の癒しをもたらしています。

◎柿田川公園の魅力

古代から現代まで、人々の暮らしを支えてきた柿田川公園の魅力を
細かくお伝えしていきます!

①湧き間

自然公園の井戸から湧き出る水

柿田川公園の最大の魅力。それは何と言っても、一年中水が湧き出る「湧き間」で 公園内の、第1・第2展望台から眺められて、洗練された水は絶えず湧き続けます。

第1展望台は柿田川の最上流部で、富士山の上流に降った雪や雨が地下水となり
大小数十箇所から湧き出ています。

第2展望台の湧き水は、紡績工場が井戸として利用していたもので
水面はコバルトブルーに輝いています。

この神秘的なブルーホールは時に静かな渦が巻き、砂を巻き上げたりと
私たちにさまざま顔を見せてくれます。

②自然歩道

深い緑に覆われた自然道

園内の自然歩道では、ケヤキなどの木々に囲まれたトンネルをくぐり
柿田川沿いを散策できます。
また、絶滅危惧種である希少な「アオハダトンボ」が生息しています。

このトンボは水生植物が多く、綺麗な小川にしか生息しないことから
環境指標としても用いられます。

その為、柿田川公園の自然環境の良さはアオハダトンボが
証明してくれているとも言えましょう。

③湧水広場

家族連れで賑わう湧水広場

湧き水の冷たさを体感できる水遊び場で、浅目の川が流れていて
夏には親子連れ、カップルで大いに賑わいます。

冷たい湧き水に足を浸し、自然の涼しさを楽しめます。
また、この広場の川を赤レンガのレトロな橋が横切っており

自然公園と赤レンガ

近くにベンチが用意されているので、涼みながらゆったりした時間を
過ごすのも良いでしょう。
更に6月〜7月にかけては、ゲンジボタルが元気に飛び回る姿が見られる美しさです‼

④お食事処

柿田川湧水公園の日本庭園

自然散策の後は、富士山の恵みである柿田川湧水を使った
お豆腐料理のお店でお腹を満たしましょう。

・豆腐アイスクリーム(料金は300円)豆腐の風味をしっかり残したアイスクリーです。
 プレーン・ごま・抹茶・イチゴの4種類販売されています。                                                                                                                                                                           ・Farmer’s kitchen! キッチンかわせみ
 冷奴、湯豆腐、湯葉、麻婆豆腐と豆腐ステーキ。
 豆腐パンケーキと豆腐料理の数々を堪能出来ます。(料金は1000円以内)                                                                                                             ・古民家料理屋・食事処かわせみ本館
 四季に合わせた、お弁当や豆腐御膳を楽しめます。料金は1600円〜4000円と高めですが
 落ち着いた古民家にて、ゆったり食事をしたい方にお勧めです。
 ※こちらは予約制となっています。

⑤貴船神社

柿田川公園内には、縁結びのご利益で有名な貴船神社の分社がご鎮座されています。
恋愛成就パワースポット、京都貴船神社本宮の分社です。

全国に2000社ご鎮座されている内の一社でとても小さなお社ですが
自分が訪れた時も、やはり男女のペアが目に付きました。

手も繋がず、まだよそよそしいので付き合う前のカップルだと思いますが
神様のお力で今頃二人は結ばれているのかも知れませんね!

◎柿田川公園の課題

住民の真摯な環境保護への取り組みで、これだけ豊かな自然環境を
維持し続けてこれました。
しかし、外来生物の脅威は柿田川公園にも及んでいます。

濃い緑に覆われた清流柿田川

①水生植物

水生植物においては、絶滅危惧種が継続的に確認されていますが
(ミシマバイカモ、ナガエミクリ、ヒンジモカワヂシャ、オオアカウキクサ)
外来種の(コカナダモ、オオカワヂシャ)も大群落を形成しています…。

②鳥類

鳥類においては、25科・39種が確認されていて
河畔林ではエナガ、ヤマガラ等の樹林性の鳥類が生息している。

そして、過去には、オオタカやチョウゲン ボウ等の猛禽類も確認され
環境保護活動の成果とも言われています。

また、主な水鳥として、ヤマセミ、カワセミの他サギ類カモ類などが確認されていて
水生植物よりは、外来生物の脅威は低いとされています。
※ただし、ゴミの後片付けを放置してしまうと瞬く間に
カラスの群れに目を付けられます。

自然の景観、環境保護の観点からも、ゴミは必ず決められた場所と日時に
処分するように心がけたいものですね‼
それが出来れば柿田川公園の美しさはより長く後世にまで伝えられるでしょう。

◎柿田川公園で感じた事

自然豊かで見所満載の柿田川公園での感想を綴らせて頂きます。

①街中で自然公園に触れられる素晴らしさ

緑生い茂る薄暗い自然歩道

日本を象徴する、富士山の恩恵を受けた美しい柿田川公園は
自然豊かで希少な動植物も生息する場所ですがなんと!
市街地のど真ん中に位置しています。

数分歩けば国道1号線が通り多くの車が行き交いしています。
そのような場所にも関わらず、緑が生茂り、清流に満たされた
自然がしっかり存在しています。

それは、住民の熱心な環境保護活動と、自然の持つ力強さの
相乗効果によって実現できたのでしょう‼
②自然が放つ香り

原生林に覆われた清流

自然が豊かな場所に訪れると、その風景や川の音から癒しを感じる方も多いでしょう。 ここでは、「香り」の持つ癒しにフォーカスしていきます。

公園内には豊かな土壌がありその上に木々や川が流れています。
独特な土の香りは人を癒す成分が含まれていて
特に、雨上がりだとその効果はより一層高まります。

雨上がりの土の香りの原因である、「ゲオスミン」という成分は
驚くことに、抗菌作用があると言われています。

更にヒトには「ゲオスミン」の香りに敏感で少量でも感じ取れるそうです。 それは、遠い祖先がのどの渇きを潤すため土の香りを頼りに
水源を探していたという歴史が関係しています。

ヒトの本能として、現代を生きる私たちも
湿った土の香りをかぐと安心できるのでしょう。

③家族っていいな

休日の自然公園を楽しむ家族

柿田川公園には多くの家族連れが来ていました。
母親や子供はとても楽しんでいて表情も豊かでした。

その一方で、父親はどこか浮かない顔で疲れているようにも見えました。
家庭を守るために身を粉にして働き更には貴重な休日に家族サービスもし
休む暇もなく頑張っている父親の姿…。

自分が、社会人になるまではそんな父親たちの姿がとても惨めでダサイ人たちだな
とさえも思っていました。

しかし、ダサイのは自分の方でした。自らも仕事をする中で
父親として働くことの大変さを実感することとなります。

家族を支え日々仕事をする人達の姿を見て
誤った価値観を持っていたと気付かされました。

また、昨年父を亡くし、葬儀の時に勤め先の部下だった方に参列して頂きました。
葬儀が終わり、片付けをしているとその方が
「46年間も同じ会社で勤め、単身赴任もし会社にも仲間にも貢献して頂けた。」と
話してくれました。

今と昔では、働く意味や感覚が違うものになるでしょうが、学校を卒業し
46年間も同じ会社で勤め上げることは 自分にとっては
決して真似できない過酷なことだと思っています。

それでも、父は最後まで勤め上げ家族を養い
最後は病に苦しみながらも生きてくれました。

必死に働き、家族を守り続けてくれた父の姿から何よりもカッコいい存在なのだと
今では確信を持って言えます。

◎奥さま、彼女さまへ。

普段は、デートやお出かけの時に旦那さまや彼氏さんが
車の運転をされていたと思いますが。

時には女性の方が運転をし、日頃の頑張りを労ってあげて下さい。
旦那さん、彼氏さんは、皆さまのために皆さまの想像以上に
学業や仕事に励んでいます。

たまの休日に(いつもありがとう)と感謝の言葉を添え
手作りのお弁当をランチにすればより良い、お二人の関係になると思います。

これは、自分の意見に過ぎませんがパートナーを一方的に支えるのでなく
お互いに支え合う方がどんな困難に直面しても永く
幸せな環境を保っていけるのだと思います。

柿田川公園を散策し、(いつもありがとう)と言葉にしてみて下さい。
そうすれば、お互いにより幸せな1日になるはずです‼

◎柿田川公園へのアクセスはこちらです!

〒411-0907 静岡県駿東郡清水町伏見72-1(国道1号線のすぐ横)

〇自動車使用時の時間・距離と高速利用料金の目安(ETC搭載車で最安料金)

・東京から2時間13分(125km) 八重洲IC→沼津IC¥3,740  

・名古屋から2時間56分(239km) 丸の内IC→沼津IC ¥6,240

・大阪から4時間48分(393km)  梅田IC→沼津IC ¥10,740

※駐車場は50台以上余裕を持って停められます。駐車料金は1回200円です。

〇新幹線&公共交通機関を使用時の時間と料金の目安(片道)

・東京から JR新幹線こだま(東京駅~三島駅)→バス(三島駅~柿田川湧水公園前)1時間17分¥4,600(新幹線¥4,070+バス¥530)

・名古屋から JR新幹線こだま(名古屋駅~三島駅)→バス(三島駅~柿田川湧水公園前)2時間16分¥8,440(新幹線¥7,910+バス¥530) 

・大阪から JR新幹線こだま(新大阪駅~三島駅)→バス(三島駅~柿田川湧水公園前)2時間49分 ¥12,300(新幹線¥11,770+バス¥530)

※駐車場は50台以上余裕を持って停められます。駐車料金は1回200円です。

柿田川湧水公園のブルーホール

今回の投稿はいかがでしたでしょうか?
日本の象徴、富士山からの雪解け水が湧く【柿田川湧水公園】駐車場も広く
手軽に訪問できるのもおすすめする理由の一つです。

年間を通して川の水温が15度に保たれていることもあり
夏でもひんやりしています。

園内はゆったりと見てまわって約1時間半あれば十分楽しめて
芝生のスペースもあるので、レジャーシートを敷き
手作りのお弁当を持参して食べるのも良いでしょう。

ご友人と、恋人、そしてご家族と休日を存分に楽しんで来て下さい!
最後までご覧頂きありがとうございます!
また、次回のブログでお会いしましょう。
以上、湧き水評論家のなかよし、でした。

↓こちらのページリンクからは、日本の象徴・富士山をバックにした
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