愛知県新城市にある日本の原風景!
天高く昇る四谷千枚田は心も癒す!

緑繁る山と晴天にかかる雲

恋愛パワースポットブログなかよしをご覧の皆さまこんにちは。
本日もよろしくお願い致します。

気温も上がり、気持ちの良い新緑の季節になってきましたね!
みなさんは、過ごしやすいこの季節にフラッと旅に出かけたいと思いませんか?

自分は常日頃そう思っています!
今回の投稿は、思わず旅立ちたくなる様な素敵な自然の風景をお届け致します!

それは、「四谷千枚田(よつやせんまいだ)」です。
絵葉書の様な整った風景に、訪れた誰もが驚き、感動を覚えます。
そんな素晴らしい場所を一緒に見ていきましょう!

◎四谷千枚田(よつやせんまいだ)とは

四谷千枚田と観光客

愛知県の南東部、新城市に存在する棚田で「日本の棚田百選」にも選ばれました。
千枚田のある四谷地区は、「奥三河」と呼ばれる自然豊かな地域です。
千枚田の坂道

標高883メートルの鞍掛山の南西に急斜面の集落が存在し
石積の棚田は標高220メートルから水源である鞍掛山(くらかけやま)の頂きに向かい
420メートル近くまで広がっています。

四谷千枚田の傾斜

棚田の標高差だけでも200メートルもあることから
入口からゴールまで歩くと良い運動になります…。
この千枚田ですが、棚田を囲む形で4集落の人々によって管理されています。

山奥の集落

急斜面を巧みに開墾し、石垣によってかたどられた水田は鞍掛山
からの清水で満たされています。
この石垣や、周辺家屋の土台も鞍掛山の石が活用されています。

曇り空の水田

山と、豊かな水田を一望できる千枚田の眺望はすばらしいものがまります。
独特な石垣の姿は、日本の原風景そのものでもありますね!

◎歴史

四谷千枚田にかかる雲

ここでは四谷千枚田の歴史を見ていきましょう

この美しい棚田の開墾の歴史は約400年前に遡り、室町時代には既に水田が作られていました。
それから300年後の明治37年(西暦1904年)に、悲しい出来事が起こりました。

四谷千枚田の石碑

梅雨時の長雨と台風によって、鞍掛山に隣接する山が崩れ山津波と
呼ばれる災害が発生し、住民11名が亡くなり家屋の流失10戸という大惨事でした。

ぼろ小屋

山津波は沢を沿う形で600メートルも流れ棚田を破壊しつくしてしまいます…。
しかし、当時の人々は悲しみに押しつぶされることなく復興に取り掛かります。

四谷千枚田の周辺集落

近隣集落の支援を得て、鍬で地面を馴らし、もっこで石や土砂を運ぶ人海戦術で
現代の様な重機が使われることもありませんでした。
5年の歳月に労力を注ぎ、頑丈な石積みの棚田を蘇らせました。

四谷千枚田を耕す地元民

現在は3.6haの棚田を22戸の農家が管理し、先祖たちの血と汗の結晶を
地元住民の人たちが守り続けています。

私たちがこの美しい日本の原風景を目に出来るのは
その様な歴史があるからなんですね。

◎棚田とは

棚田の風景

水田と言えば、平地に水が引かれた風景を思い浮かべますが
なぜわざわざ傾斜地に水田を作ったのでしょうか?

①限られた農地の活用

急峻な水田

理由の一つが農地の有効活用です。
生産性の面で考えると、平地を大規模な水田にした方が米の大量収穫に期待できます。
しかし、日本の国土は起伏に富み山地面積が75%も占めています。

稲作風景

その環境でも人々は糧を得るために、山中でもお米を育てる必要があり
傾斜の激しい地面でも稲作をする工夫がこらされてたものが棚田なのです。

曇り空の水田

棚田の歴史はとても古く、古墳時代には存在していました。
そして、江戸時代には各藩の石高(こくだか)を増やすため最盛期を迎え
山岳斜面上にも積極的に水田が作られていったのです。

②防災の手段

水田による治水

棚田が作られたもう一つの理由が防災のためです。

日本は河川が小さく降水量が多いため、洪水が起こりやすい国です。
棚田は山に降った雨の一部を受け止め、河川への大量流出を防ぐダムの機能を持っています。

石垣と水車

また、棚田は土砂災害の防止にも役立っています。
雨水が地中へ浸透し、その土地が緩むことで土砂災害が発生しますが
棚田の存在により地下への浸透水が減り、地盤の緩みをなくしています。

黄金色の田んぼ

更に、稲作を継続することで土地の地割れも防ぎ土砂災害のリスクを抑えています。
この美しい景観が、お米の増産や防災としての機能を備え
私たちの生活を支えてくれているんですね。

◎毎日頑張っているみなさまへ

ガードレールと千枚田

終わらない日常を生きている私たちは、気付かないうちに疲れが溜まってきますよね。
たまには一歩立ち止まり、人と自然が共生する日本の原風景で癒されてみませんか?

①大切な人を癒してあげましょう

コスモスと水田

自然が豊かな奥三河の地域も高速道路の整備も進みアクセスがしやすくなったので
連休にはぜひ足を運んでみてほしいです。

現地に着き車から降りると、眼前に青空と稲穂の緑とがコラボする迫力ある光景が
迎えてくれます。あぜ道を歩くと水の流れる音に、カエルや鳥の鳴き声が共鳴し土や
木の自然が放つ香りも漂ってきます。

曇り空の千枚田

現地で感じ取る自然のどれもが心地よくリラックスさせてくれるでしょう。
自分への労いの為にも、大切な誰かの為にも、素晴らしい旅をしてみましょう!

②人はなぜ自然に癒されるのか?

光が照らす水田

自然には人が抱えるストレスを軽減する働きがあることは昔から知られていました。
現代ではそれが科学的に証明されています。

それは、「ストレスホルモンのコルチゾールの減少」が関係しています。
このホルモンは、副腎皮質から分泌され、心身にストレスを感じると
急激に分泌されることから「ストレスホルモン」とも呼ばれています。

オタマジャクシ

長期的なストレスにさらされ、分泌を続けると脳の海馬を委縮させることが分かっています。
更に、代謝、免疫、中枢神経を始めとする身体の機能に影響を及ぼします。
一例として、メンタル疾患の患者さんはコルチゾール値が高いことが見受けられます。

ストレスと隣り合わせに生きる私たちですが、自然の風景が身近に存在すると
血圧、心拍数共にそれぞれ低下するポジティブな影響が出て来ます。

休憩小屋と山

殺風景な街並みより、木や草といった緑の風景を眺められる方が
病院では患者の回復が早く、学校においては生徒の成績が良い傾向がある
とも言われています。

これらの事実から、自然に囲まれていると体がリラックスするのは
人類が自然と共に長い時間をかけ進化してきた証とも言えるのです。

◎見ごろ

四季折々に移ろう一年で特におすすめの時期をご紹介します。

①棚田に水が張られた5月

春から梅雨にかけるこのシーズンに新緑が芽吹きます。
同時に田んぼは水で満たされていき、空の景色が鏡状に反射されます。

②田植えが終わった6月~7月

新緑の千枚田

青々とした力強い稲が棚田が覆いつくします。
生命活動がより盛んになるこの時期が自分は一番好きです。

③収穫前の9月

秋の千枚田

収穫が間近に迫り豊かに育った稲穂の風景がお目見えします。
水田が一年のサイクルを無事迎え、黄金色に染まる姿に実りの秋を実感できます。

四谷千枚田は年間を通じ色んな表情を楽しませてくれます。
みなさんはどのシーズンが一番好きですか?

◎感想

四谷千枚田を訪れた感想を綴らせて頂きます

①デトックス効果

水溜まりと水田

駐車場を降り、入口に立つと鞍掛山を目指す様に棚田が天高く続いていきます。
その奥行きに心が吸い込まれ、自然の佇む姿に圧倒されます。

これは、完全な私感ですが、入口からの光景を目にすると
心に溜まっていた雑念やネガティブな感情が浄化されてきました。

あぜ道

そう実感出来たのも、五感全てで自然の力を感じ、自然の力を吸収できたからのだと
思っています。「何か疲れたな…」、「少し重いな…」。今そう感じている人は
ぜひ四谷千枚田に行き心のデトックスをさせてほしいです。

皆さんが持つ本来の力、本来の良さに磨きがかかり
きっとより良い毎日が訪れてくるでしょう!

②地元の方が続けた努力の結晶

トラクターと農民

前述させて頂いた通り、四谷千枚田は地元住民のご先祖様からの知恵と労力が
脈々と継承されたから存在出来ています。

それは生活の糧となり、地元の防災となり、他地域から訪れる方の
心の癒しにもなっています。

こんな素晴らしいスポットが今もなお生き続けていることに
誰もが感動を覚えることでしょう。
皆さまも、ぜひ四谷千枚田に訪ねてみて下さい!

田園風景

本日も、最後までお読み下さり誠にありがとうございます。
また次回の投稿でお会いしましょう!

◎アクセスはこちらです!

〒441-1384 愛知県新城市四谷230

〇自動車使用時の時間・距離と高速利用料金の目安(ETC搭載車で最安料金)

・東京から  3時間45分(284km)  八重洲IC→新城IC ¥6,550

・名古屋から 1時間26分(106km)  丸の内IC→新城IC ¥2,820

・大阪から  3時間24分(260km)  梅田IC→新城IC   ¥7,950

↓以下のテキストリンクからゼロ磁場と呼ばれる最強のパワースポット
「百間滝」の記事をご紹介致します!それは神の力か⁉自然の奇跡か⁉
疲れやネガティブな感情を吹き飛ばせ!!

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