長野県軽井沢にある恋人の聖地
キャンドルの光に誓う永遠の愛
【軽井沢高原教会】
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皆さま、初めまして。なかよしブログにようこそお越し下さいました。
迷える窓際サラリーマンのなかよしと申します。
このブログでは、わたくし、なかよしが旅先で撮影した素敵なパワースポットや
素晴らしい風景を皆さまにご紹介して参ります。
投稿した記事を読んで頂いた方々の気分転換や
旅行ツールとしてご活用して下さりますと幸いです。
貴重なお時間をちょうだいし、恐縮ではございますが、しばしお付き合い下さい!
今回の記事は、カップルの方へ特にお勧めの素晴らしい場所!
【軽井沢高原教会・石の教会内村鑑三記念堂】です!
どちらも軽井沢ホテルブレストンコートの敷地内にあり
教会での挙式、隣接するホテルでの宿泊からキャンドルナイトや
紅葉シーズンのライトアップイベントまで。
訪れる多くの方々を魅力させます。それでは、一緒に見ていきましょう!
目次
◎【軽井沢高原教会の歴史】
西暦1886年。長野県軽井沢市にイングランド国教会のカナダ人宣教師が来訪し
教会文化が育まれました。
それと同時に、この地の美しい自然と気候に感銘を受け、夏場の快適さを家族
友人に広めた事が(避暑地軽井沢)の始まりともされています。
それから35年後の1921年に「軽井沢高原教会」は誕生します。
北原白秋、島崎藤村ら当時の文化人も集った歴史ある教会で、今年で100週年を迎えます。
現在浸透した軽井沢の純粋で洗練されたイメージは
キリスト教徒らによって形作られた、とも言えるでしょう。
◎キリスト教とは
クリスマスやバレンタイン、結婚式など私たちの生活に根付いている
キリスト教とはそもそも何なのか?聖書の教える範囲はどこまでか?
それは「キリスト教」の名を冠する教団毎に定義はバラバラで一致していません。
数ある説の一つ、紀元後1世紀から始まるその歴史を軸に要約してお伝えします。
紀元1世紀中頃、イエスの死後に起こった弟子の運動(初期キリスト教運動)が
キリスト教の直接的な起源とされます
その教義はユダヤ教の律法を基礎としたイエスや使徒の言行から発展しました。
教典は「新約聖書」のほか、ユダヤ教の聖典でもある「旧約聖書」も含まれています。
◎キリスト教の教会とは
キリスト教の教会制度は5世紀に、ローマ帝国時代の神学者アウグスティヌス
によって基礎づけられ信仰の拠り所としてヨーロッパに広く普及しました。
彼の思想は、帝国の国教となったキリスト教を国家に奉仕する宗教としてではなく
この世に「神の国」を出現させるものとして教会を位置づけます。
教会の恵みを説き、その典礼を定め世俗の国家すら超越する「教会」
(ローマ教皇を中心とした強固な聖職者の組織)という中世ヨーロッパの
根幹となる思想を造りました。
それ以降、幾多の戦争や疫病、宗教改革や産業・文化の発展により
現在の世界で多様なキリスト教系の教団が誕生しました。
ちなみに、全世界における信者数は23億人を超えており全宗教の中で最多となります。
◎【石の教会・内村鑑三記念堂】
内村鑑三を顕彰する為に建築された教会です。
米国人の建築家、ケンドリック・ケロッグのデザインにより
1988年に竹花工業株式会社が竣工しました。
◎構造
床面積 – 地上2階、地下1階。地上は礼拝堂、地下が内村鑑三の記念堂となっています。
◎内村鑑三とは
日本のキリスト教思想家・文学者です。
西暦1861年(万延2年)3月23日に現在の東京都文京区に生誕。
西暦1878年(明治11年)6月2日に札幌農学校で
米国・メソジスト教会のM.C.ハリスから洗礼を受けキリスト教徒になります。
◎内村鑑三が説いた「無教会主義」
従来の枠に捉われない日本人向けの教会の在り方を説きました。
それが「無教会主義」です。教会に頼り過ぎない(建物、宣教師の資格
洗礼等の儀式・制度すら不可欠なものでないとする)宗教観です。
その具体例としては
(教会)は建物でなく、自然そのものでも良い。
(天井)は青空や星空(床)は野原(畳)は野花
(楽器)は松の梢(楽器奏者)は森の小鳥
(祭壇)は山の高根(宣教師)は神自体。
と言う、日本文化にも馴染み深い自然崇拝に近い内容となっています。
また、無教会主義は「教会」以上に「キリストの十字架」を重んじるされています。
実際、内村鑑三は「キリスト教」は「十字架教」であると説きます。
無教会主義は、強力な「教会主義・教会精神」からの脱却を目指す主義であり
キリスト教の福音信仰そのものを否定する主義ではないとしています。
◎自然に溶け込む【石の教会】
米国人の建築家ケンドリック・ケロッグがデザインしました。
彼は1934年カリフォルニアで生まれ育ちます。
4つの大学を渡り、自然との調和を目指すオーガニック建築を学びました。
【石の教会・内村鑑三記念堂】をデザインするにあたり、彼は軽井沢を歩き回り
その自然を徹底的に調べ上げました。
地元の(土、草、石、木、水、光)や地形気候に至るまで
それぞれの特徴からヒントを得て、それを建築資材にも活用し
「唯一無二」と言える教会を創り上げました。
ケロッグの(屋内も自然そのものだ!)と言うコンセプトの元
堂内の石壁には草木が生え、滝が流れています。
また、日光をより映えさせる為、太陽の軌道に合わせたアーチ屋根構造となっています。
緑が茂り、水が流れ、光が差す。オーガニック建築思想の粋を極めたこの教会は
自然との対話で生まれた祈りの空間であると言えるでしょう。
内村鑑三の自然崇拝も取り入れたキリスト教観。
ケロッグの自然と建物を調和させる概念。時代を超え
2人の想いが結晶となり石の教会は完成しました。
◎使命でもある結婚
このお話は、キリスト教のお堅い価値観です…。
結婚は大きな幸せ・恵であると同時に(生涯を懸けて実現させる使命でもある)
夫婦として、父親母親として生きる事は、産まれてくるであろう子に
犠牲を捧げる事をも意味します。
現代日本の社会では、(結婚は本人達の幸せが1番)と言う面で捉えられがちですが
教会の結婚観は少し異なります。
結婚によって二人の愛と信頼が始まり、相手の人格(自由意志)を尊重する中で
神の計らいのもとに二人が成長する。
そして、生まれる子ども達の教育、家庭全体の責任を負い
教会と社会との繋がりを持ち、キリスト教の結婚観は完結する。
教会はどんな困難があっても、結婚・家庭の在り方を、いつの時代も大切にしてきました。
それを支える努力も惜しまずにいました。その強い精神が、現在のキリスト教の
繁栄に続いてるのだと思います。
とても堅苦しくなって、恐縮ではございますが…
これから結婚なさる方々や、すでに結婚なさっている方々も
結婚についての考えを深めるキッカケにもなればと思います。
◎【軽井沢高原教会、石の教会・内村鑑三記念堂】を通し感じた事
①サマーキャンドルナイト
2千個もの、ろうそく入りランタンが床に設置され中庭には木や鉄柱にぶら下げられています。
キャンドルに来場者が火を灯して作るイベント「天の川」を人数限定で参加できます。
また、教会音楽隊によりハンドベルやチャイムの、演奏とゴスペルコーラスも
無料で楽しめます。夏場でも涼しく過ごせる上に、最高の景色を堪能できました!
②紅葉ライトアップ
教会前の並木道に、カツラの木が立ち並び、ハート型の葉は黄色に色づきます。
森の中のモミジも見事に紅葉し、赤や黄色が重なり合い、秋の青空によく映えます。
紅葉のグラデーションが力強いライトアップに照らされ、息を呑む美しさでした。
③星降る森のクリスマス
キリスト教にとっても特別なクリスマスイベント。
教会の森に広がるランタンキャンドルの温かな光と
天空に舞う星達との間をゆったりと散策出来ます。
また、6メートルのもみの木は、冬空に輝く星々を集めたかの様な光で
森を優しく照らしていました。
そして、「星明かりのプロムナード」は、森の中央に浮かび真っすぐに教会へ続きます。
パートナーや家族と言った、大切な人とこの道を歩いてみて下さい。
ちなみにですが、キャンドルの光が強くても一レフのマニュアルモードで
撮影すると星空も写真に納められます。
教会、ランタンキャンドル、星空を同時に撮ればクリスマスの
よき思い出の一枚になりそうですね。
④三つ撚りの糸
聖書の言葉を表したカードと三つ撚りの糸が教会から貰えます。
「二人は一人よりも優っている。三つ撚りの糸は簡単には切れない」
「互いを大切に想う心を撚り合わして。決して切れない絆を育むことができる」
恋人同士が良い感じでカードにメッセージを書いてる傍で
自分はひたすらシャッターを切り続けていました…。
◎これから家族になられる方々へ
100年もの間、幸せの糸を繋ぎ、見守り続けた【軽井沢高原教会】
キリスト教に新たな価値を見出した内村鑑三を称え自然と建物を調和させた【石の教会】
御結婚の場としてどちらをお選びになっても
お二人にとって人生の素晴らしい門出になります。
牧師から贈られる新郎新婦への励ましの御言葉。
お二人を育て上げた親御様への労いの御言葉。
その御言葉に多くの方が涙しました。
この広い世界で、あなたと結ばれる人が必ずいて
静寂の森に佇む教会が、素敵なお二人の幸せを見守り続けています。
◎アクセスは以下をご参考にして下さい!
〒389-0195 長野県軽井沢町星野 tel:0267-45-3333
見学時間10:00 – 17:00
※現在、新型コロナウィルス感染拡大防止策の一環として、見学時間を短縮中です。
※ 挙式が行なわれている際など、教会内へ入ることができない時間がありますが
それ以外の時間帯は教会スタッフの方からご案内があります。
現地にてお問い合わせください。
※貸切バス等、団体でのご見学は今のところ見合わせている様です。
〇自動車使用時の時間・距離と高速利用料金の目安(ETC搭載車で最安料金)
・東京から 2時間22分(177km) 八重洲IC→小諸IC ¥5,620
・名古屋から 4時間(262km) 丸の内IC→小諸IC ¥7,320
・大阪から 5時間57分(434km) 梅田IC→小諸IC ¥11,860
〇新幹線&公共交通機関を使用時の時間と料金の目安(片道)
・東京から JR北陸新幹線(東京駅~軽井沢駅)→JR北陸新幹線あさま(東京駅~軽井沢駅)→タクシー(軽井沢駅~教会)
1時間35分 ¥6,000(新幹線):¥2,400(タクシー)
・名古屋から JR新幹線のぞみ(名古屋駅~東京駅)→JR北陸新幹線あさま(東京駅~軽井沢駅)→タクシー(軽井沢駅~教会)
3時間 ¥15,400(新幹線):¥2,400(タクシー)
・大阪から JR新幹線のぞみ(大阪駅~東京駅)→JR北陸新幹線あさま(東京駅~軽井沢駅)→タクシー(軽井沢駅~教会)
4時間5分 ¥18,150(新幹線):¥2,400(タクシー)
今回の投稿はいかがでしたでしょうか?
これからも、素敵なお二人の愛情が深まる様な素晴らしい場所をご紹介させて頂きます。
世の中に多く存在するブログの中から、自分の記事を読んで下さり
本当にありがとうございます。
皆さまと、何かのご縁になりますと幸いですまた次回の記事でお会いしましょう!
以上、迷える窓際サラリーマンのなかよしでした。
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