愛知県新城市のレトロカフェ
デートや旅行におすすめの
大正ロマンの風薫る【鳳来館】

なかよしブログにお越しの皆さま、こんにちは。レトロマニアのなかよしです。
このメディアでは、一人旅や仲間と旅行した先で訪れたパワースポットや
絶景スポットをご紹介して参ります。

ご覧頂いた方々のお出かけツールや気分転換としてご利用して頂けますと幸いです。
何万サイトもある中で、自分のブログを開いて下さった皆さまに楽しんで頂けるように
頑張って投稿をしていきます!ぜひ、最後までお読み下さいませ!

ドライブや旅行をすると、「いつもと違う雰囲気の場所で食事をしたい!」
そんな気になりませんか?そのご希望を叶える

ピッタリの一風変わったお店をご紹介させて頂きます。
愛知県新城市で営業している、大正ロマン溢れるレトロカフェ【鳳来館(ほうらいかん)】です。

◎【鳳来館(ほうらいかん)】とはどんなカフェ?

大正時代に建てられた銀行を改装し、1階は喫茶ホール
2階はギャラリーも兼ねて営業しているお店です。

外観もさることながら、内装のインテリアから洗練されたレトロな美しさが感じられ
建物の柱と外壁は鉄筋コンクリート構造で床と屋根は木造となっています。

元々、奥三河の新城市は林業が盛んな地域でヒノキ板を丸ごと使用した
キッチンカウンターや柱時計など、良質な木材を贅沢に活用しています。

◎鳳来館の歴史

大正14年(1925年)東三河で営業していた大野銀行本店として建設されました。
敗戦後、東海銀行時代を経て、豊川信金鳳来支店・三河大野出張所として
使用されていましたが、平成18年(2006年)に閉館し銀行としての歴史を終えます。

2007(平成19年10月2日)に「鳳来館」が開店。2009(平成21年1月)には
国有形文化財[建造物]に登録されました。

◎鳳来館の魅力

地域経済を支えた銀行から、観光スポットとして発展した
鳳来館の魅力をみていきましょう。

①ハイセンスな喫茶ホール

1階の喫茶ホールは銀行時代に窓口業務が行われていました。
現在は輪切りにした無垢の木テーブルが6席分置かれています。
ホール右奥は鉄製ドア格子戸の金庫室があり現在はお土産が販売ブースになっています。
また、左奥には豪華な装飾が施された旧頭取室で
ホール正面奥の木造階段は赤い絨毯(じゅうたん)が敷かれ2階へ続いています。

②大広間と美術作品

2階は美術品の展示室となっていて二つの小部屋と
約210平方メートルの広さを持つ大広間とがあります。

その大広間は貸しギャラリーとしても使用されており、訪れる度に新しい作品に出会えます。

1階で食事やお茶をした後に、美術品をゆったりと鑑賞すると良いでしょう。

③「竹久夢二」作品

小部屋の一つには、大正ロマン文化を代表する画家の
「竹久夢二(1884年生誕〜1934年逝去)」作品が展示されています。

女性を題材にした芸術作品(美人画)を始め、広告雑誌、日用雑貨から浴衣のデザインも
手掛けた日本近代のグラフィックデザイナーの草分けとも言える存在です。

展示されている夢二作品は、描かれた女性の姿から独特な色気が放っていて
現代にもファンが多い理由に納得しました。

④2階の大広間でパーティーも行える

コロナ禍以前では、2階の大広間は貸しギャラリーの他
多目的ホールとしても使用されていました。

コンサートやパーティー、結婚披露宴場として多くの方で賑わいを見せました。
ワクチンが浸透し、コロナ禍が収まり始めたら【鳳来館】で素敵な思い出を
作ってみてはいかがでしょうか?
皆様が辿った、旅の思い出の1ページに記録して頂けますと幸いです!

⑤豊富なメニュー

ランチ、ティータイムのデザート等、種類や組み合わせが豊富です。
お洒落な洋食&スイーツをお洒落な器で食事をし
アンティーク好きな方は特に感性を刺激されるでしょう。
メニューのご紹介をさせて頂きます。(※時期により価格改定もあります)

(カレー類)
昔ながらの懐かしいカレーライス「980円」・鳳来館スペシャルカレーライス「1100円」
スリランカチキンカレー「1200円」

(パスタ類)
ミートソースボロネーゼ「980円」・アラビアータ「980円」
※全てスープサラダ付

(デザート類)
パンケーキ「550円」・ワッフル(洋風・和風)「550円」(※トッピングアイス100円)
レアチーズケーキ「550円」・シフォンケーキ「550円」・杏仁バニラ・フルーツソース「550円」

(麺類やお重セット)
信州長屋門ポーク照り焼き重「1200円」・つけうどん(鶏出汁・鰹、ゴマタレ、カレー)「980円」

(珈琲・紅茶類)
サイフォンコーヒー鳳来館珈琲 マイルド風味「550円」【グァテマラ・ペルー産豆のブレンド】

特選オリジナル珈琲「550円」
【東ティモール・ペルー産豆のブレンド】ウィンナー珈琲 生クリーム添え

【東ティモール・ペルー産豆のブレンド】「600円」・アイス珈琲 ダッチ珈琲 特製水だし「550円」

和紅茶(鳳来産茶葉使用)「550円」ココア(ホットorアイス)「550円」・カフェオーレ「600円」・ロイヤルミルクティ「630円」
(※デザートとセットの場合は飲み物は200円OFF)

◎大正時代とは

次は鳳来館が建てられた、大正(1912年〜1926年の15年間)とは
どんな時代だったのかを見ていきましょう。

①近代日本の発展

鳳来館が建てられた当時は「大正ロマン」の真っ只中で
その言葉は開花した大衆文化を指します。

開国、士族の反乱、清・ロシアとの戦争…。激動の明治を乗り越え
大正に入った日本は国力を徐々に蓄え、遂に世界の大国へ仲間入りします。

それに伴い、国民一人一人も少しづつ富を築き、前述させて頂いた「竹久夢二」の
芸術家や漫画、映画と言った近代の娯楽文化が大きく発展しました。

②モダンガール

また、仕事をする「職業婦人」と呼ばれる女性が都市部に現れました。
洋装にショートヘアというファッションで西洋文化の影響を受けつつも
それに負けない魅力を持つ女性達は「モダンガール」と呼ばれました。
日本における「格好良い女性像」は既にこの時代から存在していました。

③民主主義の発展(大正デモクラシー)

政治面では、大正14年(1925年)にようやく普通選挙法が成立し
満25歳以上の男子に選挙権が付与され(女性に選挙権が付与されたのは1945年)

今日まで続く民主主義の礎となりました。この時代は15年間と短く
恐慌や関東大震災と言う災厄にも見舞われました…。
その一方で、(国、国民、文化、政治等)が飛躍的に発展した時代だとも言え
現代日本の礎を築いていたのです。

◎【鳳来館】を通して感じた事

食に、アンティークに最高の味わいを楽しめる、鳳来館の感想をまとめました。

①デートに最適

自分も過去何度か鳳来館に女性をお連れしました。
ほぼ全員がこのお店を気に入り喜んで頂きました。
お恥ずかしい話、女性との会話が上手くありません…。

それでも、店内のアンティーク家具や食器類に自然と話を向けられて
「無言の空気」回避に成功しました。
また、食後には2階の美術品鑑賞も出来るのでデートプランの一つとして強くお勧めします。

②過去の価値を活かす努力

100年近く前に銀行としてスタートした鳳来館の建物は
取り壊される事なくカフェとして蘇りました。

訪れた人は文化財としての価値にも惹きつけられています。
新しく何かを生み出す為のアイディアと行動力は不可欠で
それが社会を発展させる源泉となっています。

同時に、過去に築いた価値ある物を維持し、輝きを活かし続ける努力も不可欠です。
その行いが歴史や文化に厚みを増しこの国を形造っているのだと思いました。
ぜひ鳳来館に訪れて、歴史の重みと大正ロマンを感じてみて下さい!

◎大正ロマンあふれる鳳来館のアクセスはこちらです↓!

〒441-1615 愛知県新城市大野上野17−2 tel:0536-32-2332
定休日:月曜日 営業時間:10時から17時

〇自動車使用時の時間・距離と高速利用料金の目安(ETC搭載車で最安料金)

・東京から  6時間23分(507km) 八重洲IC→龍江IC  ¥6,300

・名古屋から 1時間22分(97km)  丸の内IC→鳳来峡IC ¥3,160

・大阪から  3時間18分(252km) 梅田IC→鳳来峡IC   ¥8,190

〇新幹線&公共交通機関を使用時の時間と料金の目安(片道)

・東京から  JR新幹線のぞみ(東京駅~豊橋駅)→JR飯田線(豊橋駅~三河大野駅)→徒歩約400m
3時間20分 ¥9,850(新幹線¥9,170+JR飯田線・普通列車¥680)

・名古屋から 名古屋鉄道本線・特急豊橋行き(名古屋駅~豊橋駅)→JR飯田線(豊橋駅~三河大野駅)→徒歩約400m
2時間7分 ¥2,180(名鉄¥1,500+JR飯田線・普通列車¥680)

・大阪から  JR新幹線のぞみ(新大阪駅~豊橋駅)→JR飯田線(豊橋駅~三河大野駅)→徒歩約400m
3時間8分 ¥8,970(新幹線¥8,290+JR飯田線・普通列車¥680)

本日の記事も楽しんで頂けましたでしょうか?
最近では「鬼滅の刃」が大正時代を舞台にしていたこともあり、より注目が集まっています。

食事、建物、家具、美術品、どれもがこだわりを感じさせるカフェです。
女子会、恋人同士、ご夫婦でぜひ足を運んでみて、その素晴らしさを感じてみて下さい!
最後までお付き合いをして下さり、本当にありがとうございます!

それでは、また次回のブログ記事でお会いしましょう。
これからも、なかよしブログをよろしくお願い申し上げます。
以上、レトロマニアのなかよし、でした。

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